写真: ユーリ

写真: ユーリ

2001年, ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン (米国ロードアイランド州) にて絵画・版画専攻, 美術修士号取得. 2009年に来日し, 理化学研究所脳科学総合研究センター研究員として東京に在住, 活動中。日本とアメリカでの主な作品出展に, 東京都美術館, 茅ヶ崎市美術館,中之条ビエンナーレ2017・2019, ギャラリーカメリア (東京), ジルダールギャラリー (名古屋), hasu no hana (東京), HAGISO (東京・谷中), SICF15(東京・表参道), 2013瀬戸内国際芸術祭, ニューロタイタン(ドイツ), プリンテッドマーター (アメリカ)、など。

日常の中に新しい自分の発見に期待して、日常の生活に注意を払っています。私達はいつも日頃の生活の上下にのみ注意を払っていますが、日常のありふれた行動に時間を多く費やします。日常のありふれた行動を見直す事によって物 事に対して新たな視点を持つ事が出来るのです。

 脳科学研究が発見した「場所細胞」について、私は2012年に場所細胞について色々考え始めて、この「散歩記憶」プロジェクトが生まれました。最初私は一日前の通勤した道を思い出して紙に描きました。紙は平たいので描き切れなくなって、反対側からもういちど描き始めたりしました。その描き方はあんまり良くないなと思って、そして丸いオブジェクトに描くことを考えました。1日の行動の通過点として駅名、店名、バス停名、公園などを記録する「散歩記憶」プロジェクトをほぼ毎日遂行し、2013年より散歩にまつわる記憶を卵の殻にラインで描き、インスタレーションや平面作品として発表しています。

また同時に通勤中に描くプロジェクト2015年より日々通勤中に無意識な「日々ドローイング」を描きます。作品は日常生活と無意識な思い出の関係を考察されます。これらの線描は通勤や他の空いている時間に、ほぼ毎日描いており、その中の記号は私の気分や周りの環境の影響を示しています。

2018年より「残り思い出」プロジェクトが立ち上げました。チラシ、封筒、パッケージなど、日常生活の中での何気ないものを組合せてコラージュも制作。

この3つのプロジェクト関係性を探るため、それぞれのプロジェクトに付随する様々な情報記録データの分析を行い、新たな表現として展開させていきます。

1972 年 ワイオミング州アメリカ生まれ. 
東京在住 / 研究員, 理化学研究所脳科学総合研究センター

2014
秋吉台国際芸術村フェローシップ・アーティスト,秋吉台,日本

2008
芸術家村Hambidgeセンター、ジョージア州,アメリカ

1999 – 2001
ロードアイランドデザイン学校,絵画・版画専攻, 美術修士号取得,ロードアイランド州,アメリカ

1990 – 1994
カリフォルニア大学バークリー校,生化学・分子生物学,文学士号カリフォニア州,アメリカ

個展 / 2人展

2021

「日常再構成の注釈と発見 - 66の要素」Hasu no hana (東京)
「The Three Cornered World - Spending Each Day Meaningfully」ギャラリーカメリア (東京)

2019
「独走する脳」hasu no hana (東京)
「日常生活の行動学: プロセス・プロジェクト」フラワーコーヒー (茅ヶ崎) 

2017
「日常回路」ギャラリーカメリア (東京) 

2016
「私の日常生活」hasu no hana (東京) 
「散歩記憶力 - この道でいきましたか? 」HAGISO (東京)

2014
「東京散歩記憶と麹町空間」麹町コレクション (東京)

2007
「読んで読んでいないコーヒーと理論」Mercury 20ギャラリー (オークランド)

2003
「記録の欲望」ダブリンアーティスト評議会ギャラリー (オハイオ州)

2002
「消費者の複雑さ」ルイーズ·ジョーンズ茶色のギャラリー (デューク大学)
「日常の複雑さ」南ネバダのコミュニティカレッジギャラリー (ラスベガス)

選択グループ展

2022
「アート忘年会展」Launch Pad Gallery (横浜)
「10: アートバイト講評団10周年記念展」Launch Pad Gallery (横浜)
「押入れ百貨」旧廣盛酒造 (中之条)
「newroll select, vol. 1」gallery.studio.cafe.newroll (吾妻)
「The Quartet」 Art Platform Tokyo, ANAインターコンチネンタルホテル (東京)

2021
「東京アートブックフェア2021」オンライン
「バンクーバーアートブックフェア2021」デジタル
「都美セレクション グループ展 2021:体感A4展」 東京都美術館 (東京)
「東京焦点」Gallery33, (東京)
「Bix asks 抽象画;What?」ギャラリーアビアント (東京)
「私の肘掛け椅子」 Art Platform Tokyo, ANAインターコンチネンタルホテル (東京)
「Unmasked: Artful Responses to the Pandemic」Southern Vermont Arts Center (バーモント州)

2020
「Bye Bye 2020」Launch Pad Gallery (横浜)
「東京アートブックフェア2020」バーチャル・オンライン
「バンクーバーアートブックフェア2020」バーチャル・オンライン
「瞬間に生息」 Galerie La (東京)
「The Screen and Beyond」オンラインプロジェクト
「24 hrs project #2」でみカフェ(東京)

2019

「Fundamental Complications」Root Division (サンフランシスコ,カリフォルニア)
「瀬戸内アートブックフェア2019」(高松)
「中之条ビエンナーレ2019」(中之条)
「美術館までつづく道」茅ヶ崎市美術館 (茅ヶ崎)
「Look At Me Hungry」Berkeley Art Center (バークレー,カリフォルニア)
「Full Circle」The World of Glass (セントヘレンズ, イギリス)
「東京アートブックフェア2019 銀座エディション」銀座ソニーパーク (東京)
「In the Details」ギャラリー ルデコ (東京)

2018
「Inktober Insanity」Launch Pad Gallery (横浜)
「Turning the Page: Manchester - Yokohama」Paper Gallery (マンチェスター, イギリス)
「Reading Between The Lines: Artist Books From Tokyo and St. Helens」Launch Pad Gallery (横浜)
「Art Fair Asia Fukuoka Awards 2018」ホテルオークラ福岡 (福岡)
「10th Anniversary」ジルダールギャラリー (名古屋)
「ギャラリーへ行こう2018」数寄和 (東京)
「Future Sound + Future Vision」Launch Pad Gallery (横浜)

2017  
「未来への視座 VF17 -noise-」アートスペース・ムーニ (盛岡) 
「未来への視座 VF17 -noise-」gallery TEN (東京)
「東京アートブックフェア2017」寺田倉庫 (東京)
「中之条ビエンナーレ2017」(中之条)   
「Endless Dialogue」hasu no hana (東京)
「恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸ー」ワタリウム美術館 (東京)
「New Face!」ジルダールギャラリー (名古屋)  
「Surface(s)」西町アーティストスペース (東京)
「アート名古屋」ウェスティンナゴヤキャッスル (名古屋)
「未来への視座 VF16 -ブリコラージュ-」アートスペース・ムーニ (盛岡) 

2016                              
「未来への視座 VF16 -bricolage-」gallery TEN (東京) 
「Brain Scienceから発信するArt」世田谷ものづくり学校 (東京)
「東京アートブックフェア2016」京都造形芸術大学・東北芸術工科大学
   外苑キャンパス (東京)
「脳科学ブックフェア&脳科学アート」代官山蔦屋 (東京)

2015
「かんな秋のアート祭り」鬼石(群馬県)
「東京アートブックフェア2015」東北芸術工科大学 外苑キャンパス(東京)
「麴町ラブスアーツ」麴町コレクション (東京)
「東京アートクロッシングベルリン: アーティストブックプログラム」neurotitan
   ギャラリー, Mottoベルリン (ベルリン)
「地図作製」ライアンジェームズファインアーツ (シアトル)
「ヤングアーティストブックフェアー」ニューヨーク紀伊國屋書店, Printed Matter, 
   St. Marks Bookshop (ニューヨーク)
「ヤングアーティストブックフェアー」紀伊國屋書店新宿南店6F, ベコカフェ (東京)
「2014フェローシップ アーティスト」秋吉台芸術村ギャラリー(山口県)

2014
「ZINE展5」銀座モダンアート(東京)
「東京アートブックフェア2014」京都造形芸術大学/東北芸術工科大学(東京)
「かんな秋のアート祭り」鬼石(群馬県)
「SICF15」スパイラルホール (東京)

2013
「東京クローラ」HAGISO (東京)
「瀬戸内国際芸術祭2013」(男木島)

2012
「通過と帰り」Mercury 20ギャラリー (オークランド)

2011
「感覚の饗宴」SOMArtsギャラリー (サンフランシスコ)

2010
「コレクションの選択」オースティン美術館 (テキサス州)

2009
「現在時制ビエンナーレ」中国文化センター (サンフランシスコ)

2008
「過負荷」アテネ研究所現代美術 (ジョージア州)
「刑務所のプロジェクト」芸術の交点 (サンフランシスコ)
「摂取」アテネ研究所現代美術 (ジョージア州)